2017年5月25日木曜日

「ちいさい」ではなく,「ちっさい」

学会などの発表の場において,この人は関西の人だなぁと思うことに,「小さい」という形容詞の発音がある.

関東では「ちいさい」と発音するが,どうも関西では「ちっさい」と小さな「っ」が少しだけ強調されて発音されることが多い.

「小さくなる」も「ちいさくなる」ではなく,「ちっさくなる」である(私の心情的には,「っ」ではなく,「ちッさくなる」と「ッ」を使った方が近い感じがする).

発音が気になり始めると,ますます気にしてしまう.学会の発表において関西弁で話す人は見たことがないけれど,こんな細かいところに関西の人の片鱗が垣間見えるのだ.

私も関西に来て十数年経つけれど,「ちっさい」とは発音はまだできないようだ

0 件のコメント:

コメントを投稿

言葉が世界を単純化することの副作用

 人間がこれだけの文明を持つに至った理由のひとつは「言葉」を用いることであることは間違いないと思う。「言葉」があれば正確なコミュニケーションができるし、それを表す文字があれば知識を記録として残すことも可能である。また言葉を使えば現実世界には存在しない抽象的な概念(たとえば「民主主...